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ラグの基礎知識
ラグとは?
ラグとは、住宅の室内における床の一部分に置敷くために用いる絨毯の総称であり、様々なデザイン、形、また、様々な材質のものがあります。床面に敷くためのアイテムとしては絨毯、カーペットなどがありますが、ラグはその中でも特に一部分のみに用いるものを指し、床面の汚れ・傷などの防止や、冷たい床や滑りやすい床から足を守るため、インテリアとしてなど、その用途も様々です。
ラグは古くから人々の生活と密接な関係にあり、今でこそ材質や形状など様々なものがありますが、基本的な用途や構造は、遥か昔から変わっておらず、ラグを伝統的な文化として愛好する国などもあります。日本では茣蓙や畳といったものが伝統的に引き継がれていますが、それらとともにラグも今では一般的に用いられ、生活用品として欠かせないものとなりました。
ラグとカーペットの違い
ホームセンターやインテリアショップなどに行くと、ラグやカーペットといったものを目にします。しかしこの「ラグ」と「カーペット」、形も厚さも似ていてその違いがよく分からないという人は多いのではないでしょうか。
前項でも述べたように、ラグは床に部分的に用いるものであり、一般的に一畳から三畳未満のものをラグと呼びます(一畳未満のものは「マット」と呼ぶのが普通です)。玄関やキッチン、リビングや寝室など様々なシーンに合わせて用いることができ、必要に応じて部分的にラグを敷くピース敷きなどといった用い方もあります。絨毯、カーペットなどと違い持ち運びが楽であり、家具などを動かさずに移動できるといったところがラグの特徴と言えるでしょうか。
ラグの用途
ラグの用途は様々です。先にも触れたように床面の汚れ・傷などの防止や、冷たい床や滑りやすい床から足を守るため、インテリアとしてなど、色々な使い方ができます。材質やデザイン、大きさが様々であるため、部分的なアクセントしてラグを敷くなど、インテリアの一つとして用いられることも多々あります。足に優しく温かみのある感触であり、またその数も豊富なため、実用とインテリア両方の側面から柔軟に使いこなすことができるというのがラグの特徴でしょう。
しかし、カーペットの場合はハサミやカッターなどでカットし、サイズや形を変えて使用できる一方、ラグはそのデザインや形状から、自分でカットして利用するといった用い方には適していません。
ラグ〜日本の歴史〜
日本は昔から、椅子などに腰掛けるのではなく床の上に直接腰を落とすという生活スタイルにありました。そのため、敷物の多くの主目的は「座り心地を快適にするためのもの」といったものであり、その代表的なものとして畳や座布団などが挙げられます。
また、ラグと似たものとしては植物を編んで作り上げる茣蓙やむしろが挙げられるでしょう。日本で西洋的なラグが一般的になったのは比較的最近のことですが、それと同様の役割、またはそれと似たような役割を果たすものは日本古来からも継承文化として伝えられていると言えます。しかし、洋式の生活スタイルが普通になった現在の日本では、むしろや茣蓙、畳などよりもカーペットやラグの方が一般的であると言えます。
ラグ〜西洋の歴史〜
西洋においては、床の上で過ごす日本とは敷物の類の役目が若干異なり、座り心地を快適にするためのものというよりは、足ざわりを良くしたり、また室内を美化するためのインテリア的な用途に用いられたりというのが普通でした。そのため日本のむしろや茣蓙、畳といったものよりも遥かに視覚的要素が強く、刺繍などの装飾が施されているのが普通です。そうした文化は一つの伝統として洗練され、工芸品、美術品として数多くの貴重な作品が残されています。
実用性を兼ね、それ以上に見た目の美しさを追求したそれらは、日本古来の敷物よりも工芸品としてはより洗練されたものであると言えるでしょう。また、そうしたものはトルコやトルキスタン、ペルシャなど東方の国が最初であると言われます。
ラグマットの手入れのポイント
ラグマットの一番の大敵は「湿気」です。湿気の多い場所では細菌やダニが繁殖して不衛生になってしまう上、繊維を早く痛めてしまうことになります。そのため、ラグマットを長く愛用したいのであればまずは手入れをしっかり行うよう心掛ける必要があります。
また、購入したてのラグマットの毛が抜け落ちてしまうことを心配する人が多いようです。一見ラグから毛が抜けているように見えても、実際に毛が抜け落ちることはほとんど無く、抜け落ちているように見える毛は「遊び毛」といって製造工程で残った毛、あるいはパイルが削れてできたものである場合がほとんどです。こうしたものは定期的に掃除機をかけることで徐々に少なくなっていきます。